秋葉原でコンデンサ類を購入してきて、部品も揃ったところで改造です。
まずボリュームまわりの配線の確認。 どうやらこんな感じのようです。
メイン基板をシャーシから外すのですが、これが大変でした。 メイン基板の裏側にパワー段のFETがあり、アルミのヒートレーンを伝ってヒートシンクで廃熱する構造になっているのですが、FETとヒートレーンが熱伝導シートでくっついていて取れないのです。
カッターナイフの刃を接着面に入れてなんとか剥がしたのですが、結構な力が必要です。 剥がした時のショックで、FETのリード線が引きちぎれるかと思いました。
ヒートレーンとヒートシンク。 VA80SEやVA100EV2とも全然違うのですね、VA100EVは。
オペアンプと電解コンデンサを外していきます。 写真を撮ってあるので大丈夫とは思いましたが、基板の上にも極性は書いてありました。
基板の改造が完了したところ。
交換する必要がなかったフォノアンプ部分。 オペアンプはソケット化しましたが、オリジナルのNE5534Nそのままです。
コンデンサが真っ直ぐ立っていないのは、すぐ近くにあるトランジスタが邪魔だから。
ボリュームへ送る信号線は、より線にしてその上から銅箔テープを巻きつけています。 銅箔テープの一端は、アース端子の付近のねじで共締め。
プリのオペアンプも、とりあえずNE5532ANを挿してあります。 一度に全部替えると分からなくなるので。
基板上の実装部品はスカスカなので、コンデンサの大きさが大きくなっても問題ないだろうと思ったのですが、意外に近くに部品があったりリード線のピッチが違ったりで、あまり宜しくなかったです。
最たるものがこちら。 うっかりして 470µFの方は、高さが35mmありました。 基板に密着して立つなら問題ないのですが、リード線のピッチが合わないのでムリ。 仕方なく斜めに傾けました。
ボリュームは、シャフトが通る穴がほんの少し小さくて、リーマで広げました。 廻り止めの穴もピッタリだったのですが、これだと端子台が上を向いてしまい、天板とのクリアランスが取れません。 廻り止めの穴を開け直して、端子台を横向きにする必要がありそうです。
テープモニターのスイッチは、旧ボリューム基板ごと取り外しました。 アナログ録音機材なんて使わないしね。 穴はあとで塞いでおきます。
さてちゃんと音は出るのだろうか?