PukiWiki 格闘中

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blog以外にも、普通のWebサイトを持っていますが、始めた当初は IBM ホームページビルダーを使用していました。
V6から始めてV9まで使っていましたが、XHTMLへの対応が不十分だったので、使うのを止めてしまいました。
Adobe GoLiveに移行しようかと思っていた矢先に、AdobeによるのMacromedia買収が発表されました。 GoLiveの先行きは怪しいし、かといってDWMXは高いしあまり好きじゃないしで、今はテキストエディタによる手打ちになっています。

サイトの体裁はもう固まっているので、テンプレートに記事を書いてFTPで放り込むだけです。 そういう意味では今の環境も悪くはないのですが、(MTのような)blogのやり方に慣れてしまうと、それさえも面倒に思えてきます。

そこで、Webサイト管理に使えるシステム(CMS)がないか探していたのですが、なかなかコレというものに出会えませんでした。
ちょっと古いですが、「ARTIFACT -人工事実- Weblogツールリスト(サーバー動作タイプ)」とか、Wikipediaの記事が参考になりました。

有名なところではZopeXOOPSでしょうか。 ZopeはPythonなんだよね~。 できればPHPベースの方がいいなぁ。 てんぷらも同じ理由でパス。
XOOPSはPHPベースなんだけど、コミュニティサイト向きで一般的(静的)なWebサイトってイメージじゃないし。
PukiWikiも、まとめサイトによく使われているけど、ちょっとイメージ違うような...

そうやって彷徨しているうちに見つけたのが、PukiWikiをベースに開発されたという siteDev2。  PukiWikiベースということですが、見た目はずいぶん違います。 これなら使えるかも?と早速ダウンロードしました。

解凍して、最小限の設定を施したのち、FTPで上げてみました。 ところが何も表示されません。
前からおかしいと思っていたのですが、調べてみたらPHPを4から5にした時にApacheモジュールがmakeされていませんでした(標準ではmake対象になってないらしい)。 portをmakeし直してOK。

まず試しにジョルカブ用サイトの BlackPepperを siteDev2上で再現しようとしました。
SiteDev2の標準SKINをなるべく崩さずにやろうとしたのですが、やはり竹に木を継ぐような感じになってしまいます。 それでも試行錯誤した結果、siteDev2(PukiWiki)の仕組みはかなり理解できました。
ムリに標準SKINを利用するのは諦めて、BlackPepper本来のデザインでSKINを作り直すことにしたのですが、だったらSiteDev2じゃなくてその大元のPukiWikiでもいいんじゃない?との考えに至り、結局UTF-8版Pukiwiki V1.4.7ベース(公式サイト)で仕切りなおしとなりました。

PukiWikiは、通常のHTMLではなく独自の記法でページを書かねばなりません。 小さいサイトとはいえ、BlackPepperでも40ページ以上あります。 これを全て書き直すのはちょっと大変です。
そこで、html.inc.phpプラグインを使うことにしました。 これを使えば、htmlを記事内に書けるので便利です。 大半のページは、そのままこれで移行できます。
CSSも元の記述をそのままPukiWikiのcss.phpファイルに転記するだけ。

ただ問題は、サイト内のページへのリンクを大量に含むページです(「整備記録」とか「アフターパーツリスト」とか)。
PukiWikiの記法では、サイト内リンクはページ名を"[["と"]]"で囲んで表現します。 これはこれで便利なのですが、インクルードしたhtmlの中では使えません(当然ですが)。
数が少なければ、リンクの前後でhtmlインクルードを切るという方法(あまりスマートではないですが)も使えますが、表形式で大量のリンクがあると流石に...
とりあえず「整備記録」の方はPukiWiki記法で書き直しましたが、「アフターパーツリスト」は面倒なのでそのままです。 ヒマをみてなんとかしようと思っています。

そんなこんなで、昨日一日潰して出来上がったのがコレ。 もちろん書き込みは禁止になっています。 PukiWikiの使い方としては「邪道」もいいところですが、これも一つの応用例ということで。
ちなみに、オリジナルの方はこちらにあります。

でも、PukiWikiって結構面白いです。 比較的マイナーな話題で盛り上がるには最適かもしれません。 あるいは実行委員会的なものの連絡板とか。 blogは基本的に一人称ですが、これだとグループのメンバーで書き込みできるからね。
XOOPSとかPhpBBといったの物もあるので、PHP入りサーバーが使える人は、チャレンジしてみてはいかが?