毎日新聞 - 丹沢が泣いている:/4 ヤマビルの勢力分布 /神奈川
昨年5月下旬の午後6時半。松田町の森で、山岳ガイドを目指す20~60代の男女18人がビバーク(露営)の訓練をはじめた。小雨が降り、蒸し暑い夜だった。
シートを敷いて横になって3分もしないうち、参加者の一人が騒ぎ出した。「ヒルがいる」。ヘッドランプの明かりで見回すと、ほとんどの参加者のシートにヤマビルがいた。首筋がヌルヌルするのは汗かと思っていたら、血だった。数人の首に体長2センチのヒルが吸いつき、傷口から血が流れ出していた。ヒルは払っても払っても減らない。1時間の予定だった訓練は、わずか15分間で中止された。
西丹沢の松田町は、05年までほとんどヤマビルの目撃情報はなかった。東丹沢で猛威をふるっていることを知る参加者の一人は「とうとうここまで広がったのか」と愕然(がくぜん)とした。
やだなー、ヤマビル。 絶対に遭遇したくない。 今年のキャンプは大量の塩を持って行くことにしよう。
検索でヤマビル研究会というのを発見。 あと、房総の滝マニアの方のサイト。 硫酸ニコチンですか。 凄そうです。