FreeBSD SMPngが完了、性能が劇的に改善

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スラッシュドット ジャパン | FreeBSD SMPngが完了、性能が劇的に改善

2000年から続けられていたFreeBSDの次世代SMP対応プロジェクト、通称SMPngが完了し、劇的な性能改善を実現したようだ。
 
Kris Kennaway氏の実験結果によると、同じ8コアの amd64 システム上において、最新のLinuxカーネルと、ULEスケジューラに更にパッチをいくつか当てた 7.0-CURRENTの両方でMySQLのトランザクション/秒を計測したところ、クライアント数が 8 までならばLinuxの方が僅かに上回るが、それ以上になると今回改良されたFreeBSDのパフォーマンスが勝ることが分かった。特に14クライアントを越えた後のLiunxは無惨な結果となり、1スレッド並にまで性能が劣化するが、FreeBSDはそれ以降も安定した性能を発揮できたという(グラフ)。

ふーん。 FreeBSDは昔からマルチCPUの性能がフルに発揮できないと言われてきたからね。
切磋琢磨するのはいいこった。

NUMAとかULEとか話題に出てきていますが、このあたりはカーネル旅譚 - FreeBSDの新スケジューラ「ULE」 (MYCOMジャーナル)が詳しいです。