クライスラー売却は実現するか

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GMへの売却、成功の確率は30% (J・W・チャイ「コスモポリタンの眼」):NBonline(日経ビジネス オンライン)

ダイムラーはなぜ、GMに打診したのか。そこにはやむを得ない事情があった。実は今のクライスラーは会社の体をなしていない。ドイツのダイムラー・ベンツが米クライスラーを買収してダイムラークライスラーが誕生したのが1998年。それ以降、ダイムラーは統合効果を出すために、クライスラーの事務部門を徐々に合理化してきた。
 
その結果、今のクライスラーには財務や開発などに人材がいない。実質的に残っているのは、マーケティング、営業、生産などの部門だけだ。要するに、今のまま切り離したら、独力では運営できない姿になっている。

なるほど。 合弁企業としては、それが正しい姿なんだけどね。
その点、ルノー・日産はまだ独立性が高いから、分離しようと思えば可能でしょう。

この足りないピースを補うことができる引き受け先は限られますね。 ルノー・日産や現代自には荷が重いかも。 ましてや中国企業をや。 資産価値70億ドルの会社に100億ドルつぎ込むというのも、株主を説得できるか厳しいところです。