同筋によると、2012年までに1キロメートル当たり120グラムとする現行の自主協定に代わり、目標値を同130グラムと緩和した上で拘束力を持たせる計画。生物燃料の使用やその他技術を通じて達成を目指すという。
欧州の自動車メーカーが、2008年までに新車の二酸化炭素排出量を平均1キロメートル当たり140グラムとする自主協定を守れない公算が強まったことを受けた。
欧州委員らは7日の定期会合で、この案を承認する見通し。
今のところ140g/kmをクリアできる見通しのメーカーってあるのかな? ほとんどは160g/kmあたりだと思うけど。
欧州メーカーは、現状でも小型車やディーゼル車の比率が多いから、あとは根本から燃費を改善しない限り下がらないから大変だよね。
続報です。
フジサンケイ ビジネスアイ - EUでCO2排出規制 新型車対象、2012年までに2割減
欧州委が自主目標に代わる規制として打ち出した120グラムの削減義務づけに対し、欧州自動車工業会(ACEA)は低燃費車に対する需要が小さく、新技術開発の費用対効果が悪いと指摘。120グラムを目指した場合、自動車価格は1台当たり2450ユーロ(約38万円)上昇すると主張している。
欧州委は、130グラムまで削減したうえで、バイオ燃料への切り替えや、タイヤ、ギアボックスの改良などによって120グラムの目標を達成できると試算している。
その「タイヤ、ギアボックスの改良」の余白はもうそんなにないと思うんですが。
EU,自動車燃費の現行比25%向上を義務付ける規制提案 - Automotive Technology - Tech-On!
欧州連合(EU)の政府に当たる欧州委員会は2月7日,自動車燃費の大幅改善を義務付ける内容の戦略文書を公開した。燃費は1km走行当たりのCO2排出量で示されおり,2012年までにEU域内での新車販売の加重平均でCO2排出量を120g/km以下にすることを求める。これには2004年比で25%強の燃費改善が必要になる。また,2006年末に規制内容が固まった日本の2015年度燃費基準の単純換算値と比較しても約15%厳しい。
(中 略)
「ヴィッツ」(トヨタ自動車)クラスの小型車のCO2排出量が130g/km前後なので,導入されれば非常に厳しい規制となる。
「燃費/CO2排出量けいさんき」だと、140g/kmはガソリン車でだいたい16km/Lですね。 EUの試験モードで、自社の販売車の平均燃費でこれをクリアしないといけないのですから大変ですね。