既に各方面でさんざん取り上げられていますので、今更感アリアリですが TRANSALP 700Vです。
雑感としては、
・700V という呼称が気持ち悪い。 なぜ素直に 680V にしなかったのか?
・エンジン特性はかなり頑張っているが、よりロード向けになっているのでは(低速トルクが心配)?
・期待していた軽量化(乾燥180kg位)が果たされなかったのは残念
・FR: 100/90R19、RR: 130/80R17のタイヤサイズは○
・個人的にはスポークホイールは嬉しいが、キャスト+チューブレス仕様もあった方がいいかも
・バラデロを彷彿とさせるカラーリングとデザインがいただけない
・ヘッドライトのカタチが隼みたいでキモイ
・スイングアームが鉄なのもちょっと(剛性が心配)
てなところでしょうか。
否定的な意見も多いFR19インチタイヤの採用ですが、実際に装着している自分としては「遅すぎたくらい」です。
パリダカですらCRF450など単気筒の車両が主流になってきているなか、TRANSALPに本格的なラリーマシンを期待する人は極少数です(当初のイメージというかモチーフはNXRでしたが)。
林道などでの走破性についても、オンロード寄りのANAKeeを履いて大名栗や川上牧丘を走った経験から、19インチがダメで21インチならOKとは言えません。 むしろオフ走行を重視するならば、軽量化に注目すべきでしょう。
CRF450など単気筒はエンジンが軽くてフロント荷重が少ないので。21インチの細いタイヤでもいいですが、TRANSALPの大きくて重いエンジンを支えるには、19インチへのスイッチは必然です。
19インチのメリットが一番分かりやすいのは、高速のインターチェンジのカーブみたいな場所でしょうね。 21インチだと前輪のジャイロ効果でアウト側にはらみそうになるのが、19インチだと手放しでもいけそうな感じです。 舗装された山岳路をハイペースで飛ばす時も同様です。
19インチのデメリットは、オフタイヤが少ないという点。 これは確かにそうです。 カルーくらいしかないのでは?
考えようによっては、FRを21インチにするついでにRRも18インチにすれば、前後ともアップするのでジオメトリの変化が少ないかもしれません。 (^^;
ディスコンの可能性もあったので、新型が出ただけ良かったと思うべきなのかもしれませんね。
LTyama
ごく少数派的にはフォークブーツがなくなっているのとRally Touringのロゴが消えていることでこれまでのイメージとは決別したんではと思っています。
足回りのモデルチェンジが中途半端なような気がするんですけど、考えようによってはこれまで細々と販売されていたトランザルプ用アフターパーツがほぼ使えるというメリットもあるんですよね。
21インチ+18インチの組み合わせはAfricanQueensがやってくれるものと期待しております。
ダブリン市民
フォークブーツは気が付きませんでした。
キャストホイールにして、RRタイヤを巾150mmにすることも出来たハズですが、そうするとオフタイヤは履けませんからね。
ミシュランがFR19インチのT63やSIRACを出してくれたらいいんですが。