スポーツナビ|世界陸上2007 大阪|「不振の要因」と「北京への成果」 日本代表の戦いを振り返る
午後9時半に始まった式は、選手団入場、各種セレモニーが当たり前のように進んだ。そして最後のメーンイベントだ、と思うと、和服姿の若干お年を召した女性方がソロソロと出てきて二つの輪をつくる。そこへ登場したのは河内屋菊水丸。歌うのは当然、『河内音頭』だ。歌が始まり、シズシズと踊りだす女性たち。演出者が思い描いたのは、そこで海外の選手たちが喜んで一緒に踊りだす光景だったのだろう。だが狙いどおりに踊ってくれたのはほんのわずかな選手たち。大多数の選手は“OSAKAリズム”には乗れず、ゾロゾロと競技場の外へ出て出ていってしまう。ホスト役を果すべき日本選手も、何をしていいのか分からずぼう然と立ち尽くすしかない状態だ。そして1曲終わると、はい終了。これから盛り上がるものだとばかり思っていたこちらも、思わずぼう然としてしまう。
これが不振の原因というのは、ほとんど”いちゃもん”に近いと思いますが、でも国際都市を意識したときの大阪は、ヘンに”よそいき”になって失敗することが多いような気がします。 コテコテ過ぎると伝わらないと思うのかしれませんが、とことんファンキーに行った方がよかったのでは?
それより酷いのが、TBSの実況中継。 特に女子マラソンなんか最悪でした。
先頭集団の把握も出来てないし、原が脇腹を押さえて走っているのが画面に映っても、実況アナは全然触れないでどうでもいいミニ情報で解説者と談笑してる始末。 プロ野球ならそれでもいいけど、刻々と状況が変わるマラソンの場合、まず変化をキチンと視聴者に伝えるのが最優先でしょ?
予算の関係か、運営との折り合いがつかなかったのか、実況はスタジオから、2号車、3号車がなくてバイクにアナウンサ乗せてフォローしていたけど、メインの実況アナと解説者は先頭車両に乗せるべきだよね。
女子バレーもそうだけど、TBSが中継した時は評判倒れに終わることが多いような気がする。
次回からは日テレに代わってくれ。