タイ政府「エコカー」で優遇税制

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asahi.com:日系自動車会社、タイで「環境車」生産へ - 愛車

タイ政府は昨年11月、(1)ガソリン1リットルあたり20キロ以上を走行(2)二酸化炭素排出は1キロ走行あたり120グラム以下(3)窒素酸化物などは欧州基準(ユーロ4)を満たす――などを条件に、メーカーへの法人税や機械設備の輸入税を免除、減免すると発表した。今年6月には、この基準を満たす乗用車は、物品税率を30%から17%に減らす方針を決定。11月末まで投資の提案を受け付けている。
 
これを受け、ホンダは67億バーツ(約250億円)を投資し、年間12万台を生産する方針を決めた。タイ中部のアユタヤに工場を建設中だ。国内需要のほか、アジアや欧州への輸出も目指す。
 
ホンダは、タイの条件を満たすガソリン車は、他地域でもまだ販売していない。同社常務で現地法人社長の大山龍寛氏は「技術的なハードルが極めて高く、生産・販売時期はまだ確定できない。ただ、軌道にのればハイブリッド車などより安くなり、途上国と先進国の双方で受け入れられる」と期待している。

最初に話があってから、決定までずいぶん掛かったね。

この「エコカー」と呼ばれているものは、E20(エタノール20%配合燃料対応車)とはまた別のようです。

エタノール20%配合燃料対応車の物品税率引き下げ(タイ) 2007年8月

さらに政府は環境対策と自動車生産の新たな柱(注1)としてエコカープロジェクトを推進している(2007年7月23日記事参照)。
 
E20対応車とエコカーは同じガソリン使用抑制という目的があるが、政府としては両者とも普及させたい意向のようだ。物品税は、排気量を1300cc以下に設定しているエコカーの税率をE20対応車より8%低い水準に抑えており、エコカーよりも少し大きいサイズのセダンをE20対応車として普及させたい考えだと思われる。

バンコクの大気汚染はすごいからね。 鼻毛が伸びるくらいならいいけど、喘息になってしまいそう。