「トヨタ流モノづくり」?

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トヨタ流モノづくり ロシア工場 ロボット排除、人間主体で…(産経新聞) - Yahoo!ニュース

工場内には溶接ロボットが1台もなく、ボディーの組み立てラインの溶接工程はすべて溶接工が溶接機を持って作業にあたる。このため、同工程では国内工場の5倍前後の約80人を配置する。
 
工場にはベルトコンベヤーなどの搬送装置を導入しているが、工場の核となるロボットについては塗装ラインの上塗り工程以外は導入を見送った。最大の目的は、自動車製造の技能をもたない現地社員に「クルマ作りの厳しさと楽しさを知ってもらうため」(トヨタ関係者)と説明する。

なんでこれが「トヨタ流モノづくり」なのか理解できないのですが。

マスコミも知っててトヨタを持ち上げているんですけどね。

日本国内の最新鋭工場は産業用ロボットによる完全自動化が当たり前だが、「海外では年産20万台規模の工場でないと、ロボットによる自動化を導入しても割に合わない」(メーカー幹部)との声もある。ロシア工場の当面の生産能力は年産5万台にとどまる。
 
日本や北米などの先進国では自動車販売が頭打ちとなる一方、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)など新興国での生産・販売は増加の一途。その新興国では、人件費と工場自動化に伴う設備投資費を天秤(てんびん)にかけた場合、年産3~5万台規模の工場では「人手」のほうが安上がりになる。

5万台以下ならスポット溶接は手打ちが当たり前です。ウインドシーラーだって手塗りでしょう。 これが「トヨタ流モノづくり」なら、タイ以外のアジアの工場は大半がそうなりますね。

まあ人件費が上がって、FANUCの保全体勢が整えば、徐々にロボットも増やしていくでしょうね。