【燃料電池展】燃料電池車,今後の研究開発の焦点はコスト低減と耐久信頼性の向上へ《訂正あり》 - Automotive Technology - Tech-On!
今後の焦点の一つとなるコストについては「現状の1/100以下にする」ことが目標。これは,ガソリンエンジン車に近い価格を実現する必要があるためだ。とはいえ「設計,材料,生産技術の革新といった技術開発によるコスト低減の目標は1/10くらい。残りは,量産効果によって下げる」(トヨタの河合氏)ことが当面の指標となりそうだ。
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耐久信頼性の向上に関しては「FCスタックの劣化のメカニズムに見合ったテストモードを台上試験に追加し,試験評価の精度を高めていくというプロセスが不可欠」という見解をホンダの新村氏が披露。トヨタの河合氏は「FCスタックの耐久性は着実に向上してきてはいるが,さらに改良を継続する必要がある。特に,触媒電極の性能劣化は20万kmの中高速走行では10%くらいだが,同低速渋滞走行では40~50%と大きくなる。実使用条件での触媒電極の劣化を抑制していくことが不可欠」と指摘した。日産の萩原氏は「耐久性を含めた技術的な課題については,2010年ごろまでにめどを立てたい」と今後の展望を語った。
触媒電極の性能劣化の話は興味深いですね。
リチウムイオンなどの二次電池と、どちらが早くPLM的課題を解決できるでしょうか。