フェラーリチームの”ぬか喜び”

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F1 : マッサが勝利も、5位のハミルトンがチャンピオンに輝く! - Interlagos - F1-Live.com

レースは大きな動きがなく進んだが、残り7周で雨がポツポツと落ちはじめた。これを確認した中嶋やHonda Racing F1勢、ハイドフェルドやフィジケラがピットに入り、スタンダードウエットタイヤに交換した。さらにアロンソ、ライコネン、ウェバー、ハミルトン、ベッテルもピットに入ったが、マッサはコース上にステイアウト。レース残りは5周だ。
 
マッサは残り4周という時点でピットに入り、ウエットタイヤを装着。コースには首位で戻った。一方グロックはコース上にとどまったため4番手浮上。これでハミルトンは5番手に落ちた。
 
そして残り2周でドラマが! ハミルトンが最終コーナーでミスし、ベッテルにオーバーテイクされたのだ! これでハミルトンは6番手に落ちたため、ハミルトンがタイトルを獲るためには5番手に浮上しなければいけなくなる。
 
マッサが先頭でファイナルラップに入った。ハミルトンもファイナルラップに入ったが、ターン3でわずかにミスし、ターン4でベッテルを抜くことはできず。そして、マッサが先頭でチェッカーを受け、優勝を決めた。
 
一方ハミルトンはファイナルラップの最終コーナーまで6番手だったものの、ドライタイヤを履いていたグロックが失速! これでハミルトンが5番手に上がりチェッカーフラッグを受けた! よって、2008年ワールドチャンピオンに輝いたのはハミルトン! 2005年にアロンソが達成した最年少タイトル獲得記録を更新した。またハミルトンはF1史上30人目のワールドチャンピオンに輝いている。
 
勝利したマッサはポールポジションとファステストラップをマークし、ハットトリックを達成。それでも総獲得ポイント数は97となり、98ポイントを獲得したハミルトンに1ポイント及ばなかった。

先ほどCSの録画を観ました。 スタート直前の降雨など不確定要素もあったものの、途中までは凡戦と思いました。 でも最後のドラマは面白かった!

F1 : タイトル決定のカギを握ったベッテル&グロック - Interlagos - F1-Live.com

ベッテルはこう語る。   「自分たちがどのポジションでレースをしているのか分からなかったんだ。完全に自分のレースに集中していて、正直、ピットボードさえ一度も見ていない。信じられないくらい滑りやすくて、一瞬たりとも気を抜けなかった」   「(周回遅れだった)クビサがラップを取り戻していった時、ハミルトンがちょっとワイドにふくらんだから楽に彼をパスできたんだけど、それがハミルトンにとってどういうことになるのかは全然わからなかった」

ハミルトンにしてみれば、「ヴェッテル、空気嫁!」と言いたかったところでしょう。

F1 : タイトルを決定づけた運命の最終コーナー - Interlagos - F1-Live.com

マッサの圧倒的なポール・トゥ・ウインをフェラーリのガレージで見届けたマッサ陣営は、チェッカーの瞬間、大逆転でのチャンピオン獲得だと歓喜に沸いた。しかし、1人の冷静なメカニックが“違う、違う!”と叫び、喜びは一転、絶望に変わった。

ヴェッテル、ハミルトンの順でゴールしたあと、フェラーリピットが大喜びしている様は、2000年夏季五輪開催地発表で早合点して喜んだ北京を彷彿とさせる、清清しい光景でした。


表彰式でのマッサは気丈に振舞っていましたが、泣きそうになるのを必死で堪えているようにも見えました。 今年は精神的にもドライビング面でも成長したと思うので、来期はチャンピオンの有力候補になるでしょう。 アロンソはまるで自分がハミルトンに負けたかのような、悔しそうな顔をしていましたね。

ハミルトンは日本人にはあまり人気がないようですが、個人的には「不完全でありながら速い」ところに魅力を感じます。 アロンソがプロストタイプなら、ハミルトンはセナタイプですね。 無様に自滅したレースでさえ語り草になるというか。
以前のマッサはモントーヤタイプというか、同じ自滅レースでも非常にもったいない感が強くて、見ていてフラストレーションが溜まるタイプでした。 来年は一皮剥けたマッサが観られるかな?
ともあれ、恣意的なペナルティなんかでチャンピオンが決まらなくて、本当に良かったです。

バトンは「こんなクソマシン、燃えちまえ!」って思っていたのかな? 1周も走れずレースを終えたDCは、もっと早くに引退しているべきだったと思います。 適切でない時に適切でない場所を走っているから、他車と絡んでレースを終えることが多かったんだよ。
最後にトヨタさん、最高の演出ありがとう!