トヨタ、国内で減産強化

asahi.com(朝日新聞社):トヨタ、国内で減産強化へ 愛知・福岡の主力工場 - ビジネス

田原工場は、生産台数63万2千台(07年実績)を誇る国内最大の生産拠点。高級車ブランド「レクサス」とスポーツ用多目的車(SUV)などの3ラインがある。夜勤を停止し、昼だけの稼働が計画されているのは、レクサスのライン1本。残りのライン2本のうち1本も夜勤を停止する検討対象になっている。
 
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レクサスの08年の世界販売台数は95年以来、13年ぶりに前年を下回ることが確実な情勢。田原と並ぶ生産拠点のトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)も、早ければ1月から二つある車体組み立てラインのうち一つで昼勤務だけの稼働に落とす方針を固めている。

ところで派遣や期間工の仕事が減ったら、ワーキングプアの温床だとか攻撃していた人達からすれば、喜ばしいことなんでしょうね。

消費需要が消失したのに雇用だけそのままって訳にはいかないので、雇用調整そのものを否定することは出来ません。

自動車メーカーがバブル崩壊後の苦しみで学んだのは、「想定される最低限の需要を満たす分しか、正社員を雇用しない」という方針です。 組合との協定上、組合員(=正社員)の雇用を守るにはこれしかないからです。

少子高齢化や若者のクルマ離れで、今後も国内マーケットは縮む一方でしょう。 「需要のあるところで生産する」原則で言えば、国内の自動車工場の1/2は閉鎖させてもいいくらいです。

今後不況が長期化して、正社員すらクビになる時代が来たら、ワーキングプアなんて誰も問題にしなくなるんじゃないかな? だって非正規の働き口すらないんだもの。


トヨタ、GMとの合弁も減産(読売新聞) - Yahoo!ニュース

トヨタ自動車が、米ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁生産会社「NUMMI」(米カリフォルニア州)で、来年1月から一部生産ラインの操業時間を短縮する方針を固めたことが15日分かった。
 
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NUMMIでは、トヨタのピックアップトラック「タコマ」を生産するラインの夜間操業を中止。小型車「カローラ」やGM車を生産するラインは通常通り稼働させる。8月に一部休止した米国内の3工場は11月までに再開したが、減産は継続する。

テキサスとインディアナの再編は順調みたいですね。