NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ、世界販売700万台に下振れ 09年度7%減
トヨタ自動車の2009年度の世界販売計画(日野自動車、ダイハツ工業含む)が700万台強にとどまり、08年度見込みより約7%減少する見通しになった。ピークだった07年度実績(891万3000台)に比べると2割以上の減少になる。トヨタは08年度に戦後初の連結営業赤字となる見通し。世界販売のさらなる落ち込みは09年度の業績を悪化させる要因になり、これまで以上の減産を迫られることになりそうだ。
昨年12月、子会社の日野自動車やダイハツ工業を含めた08年度の連結販売計画を824万台から754万台に下方修正した。09年度の連結販売計画はこれをさらに下回り、03年度実績(671万台)をやや上回る水準となる。全世界での生産能力は1000万台弱とされ、販売台数と生産能力の差は200万台以上に拡大する。
グループで700万台強ということは、単体だと630~640万台くらいでしょうか。 実際にはこれでもまだ「ワーストケース」ではないのでしょう。
トヨタが4月に減産強化、想定以上の販売低迷で(読売新聞) - Yahoo!ニュース
1~3月に前年同期比で約5割に生産台数を引き下げ、在庫を集中的に減らす計画だったが、販売が想定以上に低迷しているため、4月は減産規模を6割程度に拡大する。
稼働日1日当たりの生産台数は7000台半ばに落ち込む。臨時の休止日や稼働時間の短縮などを検討している。在庫圧縮が進めば、5月以降は1日当たりの生産台数を1万台以上に戻す意向だ。ただ、販売不振が一層悪化すれば減産が長期化する可能性もある。
生産量を絞っても、想定した以上に販売量が落ち込んでいるので、いつまでたっても在庫が減らない状況に陥っています。
トヨタ、国内生産300万台と想定…前年比100万台減に(読売新聞) - Yahoo!ニュース
トヨタ自動車が2009年の国内生産台数(単体)を前年実績(見込み)より約100万台少ない300万台程度と想定していることが25日、分かった。
国内生産の減少は2年連続となる。世界的な販売低迷が一層深刻化すれば、「正社員雇用を維持する最低水準」(首脳)と位置づける年300万台を下回る恐れもある。300万台を割り込めば1979年(299万台)以来30年ぶりとなる。
国内が5割弱を占める世界生産台数は650万台前後と、03年(607万台)以来の低水準となる見込みだ。
トヨタの国内生産は、世界同時不況による新車販売の急減で、輸出が落ち込み、08年は7年ぶりのマイナスとなる401万台になる見通しだ。
300万台どころか250万台くらいになっても驚かないですね。