マレーシア出張中にふと思いました。
前モデルのCITYは、「フィット アリア」という名称で、タイから輸入販売されていました。
新型CITYは前モデルに比べて大幅にカッコよくなり、商品力もアップしました。 セダンが売れない日本とはいえ、5ナンバーのセダンが「フィット アリア」しかなくなったホンダとしては、FMCして販売を継続しても不思議ではありません。
なのに何故売らないのか?
その答えは「新型インサイトが発売されるから」でしょう。
新型インサイトは5ドアHBですが、実質的にはプリウス同様セダン市場向けです。 そこにより安い新型CITYがあると、新型インサイトの販売の邪魔になると考えたんじゃなかろうか?
もっというと、実は「新型インサイトは、新型CITYを5ドアHB化してハイブリッドを積んだもの」かもしれません。 2つを見比べると、Aピラーから前の基本骨格が同じなんじゃないかと思えるんですよね。
もちろん外板は異なるんですが、新型インサイト専用にプラットフォームを開発するとは考えにくいですし。 一時はハイブリッドに消極的に見えたホンダが、短期間で新型インサイトをリリースできるのも、フィット(そして新型CITY)のプラットホームをベースにしているからでしょう。
そして年央記者会見で発表した「フィットのハイブリット版」も、プラットホームが共通なら比較的容易なのではないでしょうか。
既にティーザー広告も始まり、発売まで秒読みになってきた新型インサイト。 果たして新旧プリウスと戦える出来になっているか、大変楽しみであります。
続報です。
【デトロイトショー】ホンダが北米仕様の新型ハイブリッド車「インサイト」を披露 - グリーン・カー - Tech-On!
プラットフォームは,前半分がフィットを流用し,後ろ半分が専用車体にしたとする。フィットは燃料タンクを前の座席の下に配置しているが,今回は後部座席の下に10.6ガロン(40L)の燃料タンクを装備した。前の座席の下に燃料タンクを配置すると「どうしても車高が高くなってしまい,空力特性が落ちて燃費を向上できない」(ホンダ)とする。
なるほどね。