FIモンキーのミッションベアリング

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いまさらですが。

Honda 50ccのレジャーモデル「モンキー」をフルモデルチェンジし発売

エンジンは、スーパーカブ50に搭載している力強い出力特性と環境性能を両立した空冷・4ストローク・単気筒50ccを採用。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI※2)の採用などで、燃費は従来モデルに対し約10%向上させた100.0km/L(30km/h定地走行テスト値)を達成するとともに、エキゾーストパイプに触媒装置(キャタライザー)を内蔵し、二輪車排出ガス規制に適合させている。

では、モンキー系とカブ系の壁はなくなったのでしょうか?

FIモンキーのパーツリストを見てみます。 まずはクランクケース。

GFL_E-11_1.jpg

部品番号がGBJとなっていますが、これはFIカブです。 つまりクランクケースは共通になります。

GBJ_E-11_1.jpg

ということで、ミッションベアリングもニードルではなくボールベアリングになります。

GFL_E-13_2.jpg

じゃあ、ミッションもまるっきり同じかというと、そうではないようです。

GBJ_E-15_1.jpg

カウンターシャフトのスプライン系は、従来通りモンキー系は17mm、カブ系は20mmです。
ちなみに、一次減速比と変速比は

         モンキー カブ
一次減速比  4.312  4.058
1速       3.272  3.181
2速       1.937  1.705
3速       1.350  1.238
4速       1.043  0.958

FIモンキーの変速ギヤの部品番号を見ても、従来とまったく変わっていません。 変わったのはシャフトだけのようです。

ということはFIモンキーのメイン/カウンターシャフトを使えば、モンキーのミッションをカブに流用できる訳ですね。 FIモンキー向けの社外ミッションも同様です。


ところで余談ですが、セルなしFIカブ50のLクランクケースには、例のタップ穴が存在するんですよね。
それが意味するところは...