三菱自、益子社長「自動車産業が抱える3つの課題」

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三菱、益子社長「自動車産業が抱える3つの課題」 | Response.

三菱自動車の益子修社長は4日、第3四半期決算会見の席上、自動車産業が抱えている課題を3つあげた。
 
まずは需要の喚起である。「これは世界各国、自動車だけに限らない。経済が動かないと景気も回復しないので、あらゆる需要を喚起することが一つ」。
 
2つ目は信用収縮の問題。「金融機関から借り入れが行えないと、お客様がクルマを買おうとしてもローンが組めない。この信用収縮に対する対応をしっかりやってもらうことが大事」。
 
そして3つ目が為替だ。「ドルやユーロだけでなく、新興国の通貨に対しても円が独歩高。しかも短期間のうちに急激に円が強くなっている」。
 
自動車産業が日本で以前のような状態に戻るには、どうしてもこの3つを克服していかなければならない課題だという。

んで? どうやって3つの課題に対応するの?
まさか他力本願というんじゃないでしょうね?

メーカーとしての一番の需要の喚起は、安くて魅力ある商品を発売することでしょう。
信用収縮は、自社の金融子会社がリスクをとって貸せばいいだけの話。 むしろ販売店の運転資金の方が心配だけど。
為替タフネスは、「需要のあるところで生産する」に限ります。

もちろん益子社長は全部わかっているはずです。 でも、分かってても出来ない事はあるんです。

三菱、市川常務「労務費は売上高にスライドした形に」 | Response.

市川常務によれば、売上高に対する労務費の比率は一定であることが望ましく、「仮に売上高が25%ダウンしたら、それに合わせて縮めていくことが必要だ」と強調した。

で、しわ寄せは従業員にくると。

NIKKEI NET(日経ネット):三菱自、タイで4万台減産 非正規従業員1100人を削減

三菱自動車はタイ工場で大幅減産に踏み切る。1―3月の3カ月間で生産台数を2008年度の期初計画から4万台減らす。ピックアップトラック「トライトン」を中心とする。これにあわせ1月末までに1100人の非正規従業員との契約も打ち切った。日米に続きタイでも減産を進め、世界的な販売不振への対応を急ぐ。   年間の生産台数計画は明らかにしていないが、前年同期比では約半減の大幅減産となるもよう。2月からは一直操業に切り替えたほか、生産ラインのスピードを遅くするなどの生産調整を進めている。非正規従業員のほか、約3700人いる正社員に対しても希望退職を募り、一部を削減する方針だ。

タイは輸出基地でもあるからでしょうね。