「婚活」の功罪

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結果を出した女、石原真理子:日経ビジネスオンライン

「自分から動かないと結婚できない時代」という点が浸透したのはよかったのだが、「いい男は早い者勝ち!」とばかりに、もともと数の少ないターゲットに、多くの女性たちが群がって、ますます結果が出にくくなる…、という、「血で血を洗うレッドオーシャン」市場になっている感じがする。女性誌でインタビューを受ける時も、講演で質問される時も、「いち早く幸せな結婚ができるハウツー」ばかりを聞かれるのだ。
 
これは、すごく危険な兆候だ。日本が一夫多妻制にならない限り、多くの女性が結果を出せずに討ち死にしてしまうではないか?
 
つまり「年収600万円以上の独身男性はわずか3.5%」などという情報を出せば出すほど、「そうか、じゃあ、そういうピンポイントを狙わないで、違うところをターゲットにしよう」と思う人が増えるのではなく、「大変! 3.5%しかいないのね。じゃあ、そこに向かって急いでいかなくちゃ」となってしまう。

そりゃ限定品やバーゲンなどに群がる女性心理と同じで、仕方ないんじゃない?
結婚観だけでなく人生観や価値観も変革してもらわないと。