asahi.com（朝日新聞社）：エコカー投入、人員削減 ＧＭ、破産法下で再建めざす - ビジネス・経済
３月末時点でＧＭの負債総額は１７２８億ドル（約１６兆４千億円）、資産規模は８２２億ドル（約７兆８千億円）。米破綻企業の資産規模としてはリーマン・ブラザーズ、ワシントン・ミューチュアル（いずれも０８年）、ワールドコム（０２年）に次ぐ。破産法申請にともない、ＧＭはニューヨーク証券取引所の上場が廃止されることが１日決まった。
オバマ大統領は１日昼（日本時間２日未明）に演説し、「際限なく税金をつぎ込むことはできなかった」と再建の過程でＧＭの破産法申請を容認した背景を説明。さらに、「国有化」する理由について「ＧＭは実行可能な再建策を策定した。実現にはかなりの額の資金が必要でそれを提供できるのは政府だけだった」と語った。
半年以上も結論を先延ばしにする必要があったのかね？ 破産法申請しか道はないのは明らかだったのに。 「出来る限り努力した」というポーズだけのために、半年分の運転資金を注ぎ込んだことになります。
時間稼ぎの結果、市場的にも世間的にも破綻は織り込み済みで、ショックは和らいだと思いますがね。
一方クライスラーは一足早く法的手続きを終えるようです。
asahi.com（朝日新聞社）：クライスラー、倒産手続き終え再建へ 復活に向け正念場 - ビジネス・経済
裁判所は１日までに、クライスラーを２分割し、「新クライスラー」に優良資産などを売却することを承認した。計画では、新クライスラーはＵＡＷが５５％、提携先のイタリアの自動車大手フィアットが最大３５％の株式を保有。フィアットの関連会社となる。将来的にはフィアットの自動車事業を切り出して新クライスラーと統合し、再上場するものとみられている。
ただ、フィアットとの新連合が軌道に乗るかどうかは未知数だ。当面は、大幅に落ち込んでいる販売を回復できるかが焦点だ。
裁判所の管理下から外れるだけで、「再建」ではないですけどね。
いよいよマルキオンネCEOのお手並みを拝見できそうです。