電気自動車の「現実」

電気自動車の「現実」が見えてきた:日経ビジネスオンライン

残念ながらこうまでEVが高くなるのは、あまりにも高価なバッテリーを大量に必要とするからだ。「i-MiEV」の場合、フロア下に装着されたバッテリーは収容ケースなどと合わせて約200キログラムに及ぶ。重量としては、大人の男性3人がフロア下に寝そべったまま走るという感じである。
 
着々と小型化やエネルギー密度の向上が進むリチウムイオン電池だが、「使用条件が過酷な自動車用は、耐久性と安全性の確保に万全を期す」(大手電池メーカー首脳)ため、原価の大きな重しになっている。「i-MiEV」の場合、小売価格の3分の2強に当たる300万円余りがバッテリーに費やされていると推定できる。

ということは、バッテリーの価格を1/3にしない限りは、200万円のEVは作れないということです。
しかし、リチウムイオン電池をもってしても、重量は200kgですか。 ニッケル水素電池じゃEVは作れないですね。 

NIKKEI NET(日経ネット):三菱自、300万円の電気自動車 12年メド、電池減らし低コスト

三菱自動車は2012年をメドに、車両価格を300万円程度に抑えた電気自動車を発売する。動力源となるリチウムイオン電池の搭載量を減らしてコストを抑える。充電1回当たりの走行距離は100キロメートルと短くなるが、政府の補助金を利用して200万円以下で購入できるようにする。法人に加え、一般家庭の需要を開拓し普及を狙う。
 
今年7月に発売する「i―MiEV(アイミーブ)」をベースに開発する。

要は電池の搭載量を2/3にするということですね。 べつに3年もかけなくても、すぐにできそうですが。
「アイミーブ」の電池容量は16kWhだそうですが、新型プリウスは1.3kWhですから10倍以上ですね。