新型プリウスの売れ筋グレードは?

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トヨタ・プリウス Gツーリングセレクション レザーパッケージ(FF/CVT)【短評】

そんなプリウスのグレード構成は、高いほうから「G」「S」「L」。205万の価格、0.25のCd値、38.0km/リッターの10・15モード燃費……は、いずれもベーシックグレード「L」の数値で、車重が40kg重くなる「G」と「S」は、カタログ燃費35.5km/リッターに悪化する。
 
では、ユーザーは「L」に殺到するかというと、しかし「L」の装備は貧弱にすぎる、と感じる人が多いだろう。フォグランプも後席肘かけも前席シートバックポケットも備わらず、それはまあ……と我慢しても、リアワイパーもリアバンパースポイラーも備わらず、それもまあ……と我慢しても、ドライバーズシートの上下調整も純正ナビゲーションシステムもアクア内装も用意されない。
 
カバーできる装備は社外品で……と検討して車両価格に加算していくと、結局は最初から装備される「S」(220万円から)を買ったほうがお得ということになる。「いまなら自動車重量税も自動車所得税も減税ならぬ免税、つまり0円ですから……」というセールスパースンのささやきも「L」から「S」へのアップグレードを後押しすることでしょう。

以前の記事では「7割がSグレード」ということでしたが、結局そういうことになっちゃうんでしょうね。

でも40kg重くなっただけで、10・15モード燃費は2.5km/Lも悪くなっちゃうんですね。 「G」と「S」の燃費が、本来のプリウスのカタログ燃費でしょう。
ちなみに35.5km/Lというのは、2代目プリウスと同一です。 実用燃費はアップしているのでしょうが、カタログ燃費が変わらないのでは、営業上困ってしまいますからね。