NIKKEI NET(日経ネット):伊フィアット、最終赤字240億円 4~6月期、税負担響く
欧州自動車大手イタリア・フィアットが22日発表した2009年4~6月期の最終損益は、1億7900万ユーロ(約240億円)の赤字となった。営業損益段階ではリストラ費用も吸収し1億5800万ユーロの黒字を確保したが、税金負担で赤字となった。
売上高は前年同期比22.5%減の131億8400万ユーロだった。部門別の損益では、自動車部品事業以外の、自動車、建機・農機、トラックの3部門で黒字を確保。自動車部門は売上高が新車販売の低迷で前年同期比11.7%減の74億ユーロとなったが、コスト削減によって2億2700万ユーロ(同36.9%減)の黒字となった。
全体の営業利益は1~3月期実績(2900万ユーロ)よりも大幅に改善したが、1億6000万ユーロの税負担が重荷となり、最終赤字となった。フィアットは「1億3200万ユーロのリストラ費用など特殊要因を除けば、最終損益はほぼとんとん」と説明している。
この程度の財務体質で、世界2位目指してM&Aをやろうっていうだから、さすがはイタリア人。 ポジティブ思考です。