【神尾寿のアンプラグド 特別編】環境重視の「21世紀のホンダらしさ」。伊東新社長に感じたこと | Response.
これは自動車メーカーのコア技術が、今後は「エンジンとトランスミッションから、より総合的なハイブリッドシステムに移る」ことを明確に示す姿勢と言えるだろう。フォルクスワーゲンのTSIを筆頭に、エンジンとトランスミッションの技術革新でも燃費向上効果は得られる。しかし、今後の“伸びしろ”で見れば、電気系のモーターとバッテリー技術の方が技術革新が続く可能性が高い。
さらにハイブリッドシステムは、全体のシステム構成やソフトウェア制御領域の最適化でさらなる燃費向上が可能であり、ここの先進性は“先行技術”としてブラックボックス化・付加価値付けがしやすいという一面がある。エンジン技術より環境性能の向上が期待でき、EVよりもコモディティ化しにくいのだ。
できるだけロスを減らしていこうとすると、プリウスのように油圧レスの方向に行くでしょうし、ATからDCTへ以降していくのでしょう。 変速機の「電化」とハイブリッドのモーターの制御を統合的に行うことで、燃費向上効果を高めていこうということなのだろうと思います。