特集：７月の第４日曜日は親子の日 親子インタビュー 野口雅昭×野口健 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
雅昭さんはエジプト大使館員の時に知り合ったエジプト人女性と結婚、２児をもうけた。しかし健さんが小学生のころ、結婚生活は破綻（はたん）。高校生の長男は日本に帰っていたため、カイロで男２人の生活が始まった。
「女房に捨てられた男と、母ちゃんに捨てられた息子。捨てられた者同士、お互いにうまくやっていこうみたいな感じだった。日本人学校は給食がないのでおやじが朝６時に起きて弁当をつくってくれた」「でもメニューは毎日同じだったなあ。塩ジャケと梅干しだけ。他の大使館員の奥さん方が健を心配して、アジの開きを差し入れてくれたり。そのころはお互い必死だった」（中略）
「おやじと一緒によく旅に行ったよね。ゴラン高原に行くと、中東戦争の傷跡が残っていた。東西の壁があるころのベルリンにも行った。壁の東と西で世界ががらりと違う。お互いにどう思うかと話し合った」「そういう現実の世界を意識的に見せようと思った。だって観光だけじゃ、つまらないでしょ」
毎日新聞朝刊に載っていたんですが、面白いインタビューでした。
親はまず子供を信頼すべきということですね。