トヨタ、生産能力100万台減 稼働率改善急ぐ

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NIKKEI NET(日経ネット):トヨタ、生産能力100万台減 稼働率改善急ぐ

トヨタ自動車は2009年度中にも、世界で年100万台前後の生産能力縮小に踏み切る。グループ全体の1割に相当する規模で、米ゼネラル・モーターズ(GM)との米合弁会社の閉鎖に加え、国内や英国の主力工場で生産ラインの一部を休止する。トヨタが生産能力を大規模に縮小するのは初めて。昨年秋以降の販売急減で、トヨタは年300万台を上回る過剰生産能力を抱える。需要の本格回復には時間がかかると判断、稼働率の向上で生産性を高め10年度の黒字化を目指す。
 
トヨタは世界販売の伸びに合わせ、00年前後から国内外で生産能力を急速に拡大。日野自動車、ダイハツ工業を含むグループで年間に約1000万台の生産能力を持つ。ピーク時の07年に950万台強あった生産台数は09年は668万台に縮小する見通しで需給格差が膨らんでいる。生産能力を年900万台前後に絞り込むことで、稼働率を採算ラインとされる7割超に早急に引き上げる計画だ。

年間1千万台の”大台”にこだわりがあったのかもしれないけど、遅いよね。 判断が。

欧州では、フランスやチェコにも工場があるから、一番古くてユーロに加盟してない英国のラインを片方休止するんでしょう。
問題は国内だよね。

<トヨタ>生産能力大幅縮小、高岡工場の一部ライン休止へ(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

国内では、年間約20万台の生産能力がある高岡工場(愛知県豊田市)の生産ライン1本を、10年春から11年後半まで休止する。これに合わせ、高岡工場の生産車種のうちヴィッツなどは豊田自動織機長草工場(愛知県大府市)に、イストなどは関東自動車工業(岩手県金ケ崎町)に移管。対象の従業員約1700人は他工場などに回す。トヨタが生産ラインを1年以上休止するのは、昨秋の金融危機以降で初めて。
 
海外では、年間30万台の生産能力を持つ米カリフォルニア州のゼネラル・モーターズ(GM)との合弁工場の閉鎖を近く正式発表する。また、約15万台規模の生産能力を持つ英国工場のライン1本も、生産実績が低迷していることを受け、休止の方向で検討する。

国内は1ラインどころじゃ済まないハズだけどね。 まだ輸出が回復すると期待をしているのかな。