八千代工業、樹脂製燃料タンクの平均肉厚を3mmに薄型化

八千代工業、樹脂製燃料タンクの平均肉厚を3mmに薄型化:日刊工業新聞

八千代工業は2012年度をめどに、樹脂製燃料タンクの平均肉厚を現状の半分の3ミリメートル程度まで薄型化する。ブロー成形時に母材の筒型溶融樹脂(パリソン)を金型に合わせて肉厚調整して、タンクを均一成形する技術を確立する。ホンダがハイブリッド車(HV)開発を強化するなか、燃費改善のため樹脂製タンクも一段の軽量化を迫られる。開発と生産技術の連携を強化し、差別化商品の開発を急ぐ。
 
八千代工業の主力製品である樹脂製燃料タンクは、鉄製タンクに比べ設計自由度が高い。軽量化では平均肉厚を薄くする必要があるが、現状はタンク全体の厚さを均一に成形することが難しく、複雑形状の部分ほど厚くなる。

5年くらい前は、「アジアの悪路じゃ、鉄タンクじゃなきゃダメだ」とか言われてたんですがね。