asahi.com(朝日新聞社):高速無料化の経済効果 国交省、一転試算認める - 政治
経済効果は、(1)走行時間の短縮(2)燃費など走行経費の減少(3)交通事故の減少、の三つの効果を、国交省の基準に基づき金額に換算した。
高速道自体の経済効果は、渋滞増加などで年間マイナス2.1兆円となるが、車が流れやすくなる一般道が4.8兆円のプラスとなり、差し引きで「2.7兆円の効果が生じる」とした。利用者の料金負担の軽減分などを加味した別の計算方法では、経済効果は7.8兆円に達した。
高速道と並行する国道の通行量が減ることで二酸化炭素(CO2)排出がどれだけ減るかも試算したところ、割引前の1.8%減にあたる310万トンの削減となった。ただ、高速道の通行量が増えたり、鉄道やバス利用からマイカーに切り替えたりすることによるCO2の増加量は試算しておらず、差し引きのCO2の増減効果は不明だ。
無料化した後の高速道の混雑度についても予測。通行量が道路の許容量をオーバーし、慢性的に激しい渋滞が起きやすい「混雑度1」を超える区間は高速道全体の21%にあたる1580キロとなった。広域で渋滞が起きると予測されているのは東京外環道、東名高速、名神高速、東名阪道など。東北や北陸、四国などは混雑度は低いものの、地方の中核都市周辺や2車線の道路は混雑が予想されている。
例えば、都内で遊んで帰ってくるときなど、特急料金を払ってでもゆったり快適に帰りたいと思うこともある訳です。
それと同じで、高速料金払ってでもいいから、スイスイ走りたいと思うんですよね。 無料化になると、そういう選択肢がなくなる訳です。 まさか「ETCで有料選択してないクルマは、追い越し車線走ってはダメ」なんて出来ないし。
まあ、全体最適の観点からいえば、相当区間を無料化した方がいいとは思います。 渋滞が酷くなるという人がいますが、そういう区間は有料化を続ければよいのだし。