強すぎる巨人の陰で、セ・リーグの戦力格差が拡大していく悪循環 | SPORTS セカンド・オピニオン | ダイヤモンド・オンライン
とにかく今季の阪神を除く4球団の巨人との戦いぶりは情けなかった。とくにひどかったのは巨人に13もの勝ち越し(優勝時点)を与えた東京ヤクルトと横浜だ。ヤクルトは4勝、横浜は5勝しているが、そのほとんどは巨人の先発が序盤で崩れてリードを奪ったケース。それ以外はまず負けるのである。目が当てられなかったのは9月の試合だ。巨人が序盤でセーフティリードをすると(それも4~5点)、小笠原、ラミレスといったベテランはお役御免とばかりに控えと交代する。規定打席に達しているから記録は問題ないし疲労軽減のためでもある。ヤクルト、横浜相手なら控えでも勝てると見られていたのだ。
休んで体力温存した巨人の主力は次の試合でも軽快にプレー。疲労からくる故障も少ない。加えて控え選手も試合経験が積めるという好循環が続く。一方、巨人と対戦する側は選手層が薄く、ギリギリの戦力で戦っているから主力は疲労困憊。攻守に精彩を欠くという悪循環に陥った。ナメられているのに意地を見せることもできない無残な試合が連続したのだ。これではお金を取って見せるプロの試合とはいえない。
ヤクルト、横浜はまだしょうがないけど、中日が一番酷いよ。 ここんところ連勝したけど、優勝が決まる前までは巨人の15勝6敗でしょ? 2位のチームとは思えないね。