落合監督「巨人との差は何もない」(野球) ― スポニチ Sponichi Annex ニュース
中日の2009年は惨敗で幕を閉じた。目の前で巨人のリーグ優勝を許した9月23日、CSでの雪辱に向け「見くびるなよ」と息巻いていた落合監督。再び屈辱にまみれたこの日、巨人との差を問われ「何もない」と唇を震わせて強がるのが精いっぱいだった。(中略)
ただ、落合監督は今季の敗因を別のところに求めた。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に12球団で唯一選手を出さず、批判されたことなどをにおわせ「思いがけない風が吹きっぱなしだった」と不満顔を見せた。
結果的には、見くびるまでもなく戦力差通りの結果となった訳ですね。
中日・落合監督「思いがけない風が…」完敗で終戦 ― スポニチ Sponichi Annex 大阪
グラウンドの中だけではない。指揮官は「思いがけない風」と表現したが、原監督の“侍ジャパン”が優勝した3月のWBCには12球団で唯一、選手を派遣せずバッシングを浴びた。このCS第2ステージ中にも、吉見にドーピング疑惑が浮上。いずれも中日側にはれっきとした言い分があったが、巨人は紳士、中日はヒール役というイメージが常につきまとった。
第1回WBCで、ヤンキースの松井が「ワールドシリーズ優勝を優先させたい」と、選考を辞退しました。
結果はシーズン途中に左手骨折の怪我に見舞われ、チームも世界一どころかワールドシリーズ進出すら2003年を最後に遠ざかっています。
あれはこれまでの野球人生で「野球の神様」の寵愛(甲子園での5打席敬遠ですら)を受けてきた松井が、そっぽを向かれた結果ではないかと思っています。
松井は好きな選手なので、今年こそはチャンピオンリングを貰えるといいのですけどね。
もちろんWBCに出て優勝したからといって、いいことばかりではありません。 松坂や青木のように、不本意なシーズンを送った選手もいますし、村田はWBCでの怪我で出遅れました。 それでもマー君や亀井のように、超一流選手との交流で大きく成長した若手もいますし、WBCに参加した選手たちはメダル以外にもみな何かを得たのではないでしょうか。
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先月23日にリーグ3連覇を決めた際、原監督は読売新聞に寄せた優勝手記で《WBCに中日の選手は一人も出場しなかった。どんなチーム事情があったかは分からないが》と言及。《中日の強さには敬服するが、スポーツの原点から外れた閉塞感のようなものには違和感を覚えることがある》と落合野球に異を唱えた。原監督の直筆だけに断固たる意志が伝わってくるが、「あれでもだいぶ緩めてもらった。もともとはもっと強い表現だったらしい」(読売関係者)。若大将の甘いマスクの裏にある、現役時代から続く落合監督への対抗意識が伝わってくる。
WBCに後ろ向きな球団や監督の姿勢に合わせて、「自主的に」辞退した中日の選手たちですが、野手は高齢化が進んでいますし、肝心なところで打たれるピリッとしない投手が多いです。 辻褄合わせで最多勝や最優秀防御率のタイトルを獲っても、大舞台ではメッキが剥がれます。
来季は「WBCの呪い」を解く活躍を期待したいですね。