ショーワは２０１１年度をめどにパワーステアリングの世界生産体制を見直す。ホンダ向けに英国工場で生産する油圧式パワーステアリング（ＨＰＳ）を御殿場第２工場（静岡県御殿場市）に集約する。また米ＨＰＳ工場で内製している構成部品をアジアに移管し、組み立てに専念させる。ホンダの部品受注減に対応し、１０年にショックアブソーバ（緩衝器）などの国内生産体制を再編する。これと合わせてパワステの世界生産体制見直しに踏み込み、経営効率化を加速する。
ホンダは４輪の世界需要減を反映し、主要サプライヤーに対して４輪や２輪の需要変動に応じた生産体制への移行を求めている。これを受けショーワは全社を挙げて収益体質強化を急ぐ。ケーヒンや日信工業など系列各社も現在、工場閉鎖や生産集約などの対応を始めている。
今やアコードクラスでもEPSが主流になってきましたからね。 CR-Vも現行モデルの2.4LはHPSですが、海外用の2.0LはEPSです。