【株価が語る】 トヨタ自動車 市場が催促する「将来像」:日経ビジネスオンライン
これからの自動車業界の課題は、先進国中心だった従来のビジネスモデルを転換し、新興国にウエートをかけていくことだ。「日産は小型車『マーチ』の次期モデル生産をタイに移管するなど、海外生産の拡大を打ち出している。もともと小型車主体のホンダは、部品の海外調達を強化するといった新興国対策を進めている。新たな市場環境に対応するためトヨタはどうしていくのか」(JPモルガンの高橋氏)。
強気見通しを示すアナリストからも注文がつく。野村証券の野口正太郎アナリストは、トヨタ株の投資判断を最上位に置いているが、「2011年3月期以降、会社をどんな姿にしていくのか。トヨタはもっと語るべきだ。先行きが不透明なのは分かるが、それはどのメーカーにとっても同じ」と話す。
昔、奥田氏が社長に就任したときは、「国内シェア40%回復」という目標を立てました。 トヨタは上るべき山を指し示されたときに、みんなの力を結集してそれを達成するんですよね。
トヨタ、中国販売を2012年までに100万台に:日刊工業新聞
トヨタ自動車は中国での販売目標台数を2012年までに09年見通しと比べて4割以上の増加となる年100万台に引き上げる。現在策定中の地域別の中期計画に、10年以降に年10万台超の規模で販売を上積みする計画を盛り込む。現地ニーズに合わせた低価格の小型車拡充や手薄な内陸部での販売網構築を急ぎ、09年に米国を抜いて世界最大の市場になる中国で収益基盤を確立する。
中国での09年販売見通しは「前年比2割増の70万台」(伊地知隆彦専務)。10年に80万台に伸ばし「早ければ11年にも100万台の大台に到達したい」(幹部)ともくろむ。当初は10年に100万台達成を目指していたが、08年秋の金融危機で見直した。しかし中国市場の立ち直りは想定以上に早く、経営の軸足を中国など成長市場に移す。
トヨタは減税対象の「ヤリス(日本名ヴィッツ)」など小型車の販売が伸び悩み、競合他社ほど販売台数を伸ばせていない。
中国市場は関が原になりつつありますね。 どうなりますやら。