論説ノート:ビールと日本人=野沢和弘 - 毎日jp(毎日新聞)
「この世代が30~40代になるころには、缶チューハイの売り上げがビールを抜くだろう」とビール会社で商品開発に携わっている人に聞いたことがある。高度成長のころ、「若者は清酒を飲まなくなった」とよく言われたそうだ。当時飲まれるようになったのがビール。その世代が社会に進出するにつれて、ビール消費量は増え続けた。(中略)
勢いのある元気な国にはビールが似合うのだ。70年代の米国映画「ダーティハリー」。クリント・イーストウッドが大きな手で缶ビールをつかみ、グッと飲み干す姿がかっこよかった。近年、中国などの新興国でビールの消費量が増えているというのもよくわかる。
草ばっかり喰ってる若者が多いのは、日本という国にダイナミズムがないからで、若者が悪いわけではありません。 彼らは環境を変えるより、それに適応しようとしているだけですから。