09年ビール系飲料販売、アサヒが「ハナ差」でキリンを下す

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NIKKEI NET(日経ネット):ビール系飲料販売、アサヒが9年連続首位 猛追でキリン抜く

2009年のビール系飲料の販売量はアサヒビールが1億7700万ケース(1ケースは大瓶20本換算)でキリンビールを20万ケース上回った。08年実績比で2.5%減ったが、2位のキリンを押さえ9年連続で首位を守った。3位はサントリー酒類で5773万ケース、サッポロは5465万ケースだった。大手4社がそろって販売量を落とし、09年のビール系飲料の販売量は5年連続で過去最低になった。

20万ケースって、1億7700万ケースの0.1%ですよ。 ほとんど誤差と言っても過言ではないですね。
きっと「社長を男にしよう」と、アサヒの社員が忘年会で飲みまくったのではないでしょうか?

「自信あったのに…」 キリン松沢社長、首位逃しショック隠せず - SankeiBiz(サンケイビズ)

キリンビールの松沢幸一社長は8日開いた2010年の計画発表会見で、09年の販売実績で、アサヒビールに僅差で敗れ、9年ぶりの首位奪還を逃したことについて、「正直、大変驚いている。昨年11月と、12月中旬までのキリンの売れ方などを見ると(首位奪還の)自信はあった」と、悔しさをにじませた。(中略)
 
これに対し、アサヒビールの荻田伍社長は同日、コメントを発表し、「景気低迷と夏場の天候不順などで販売は厳しかったが、すべてのビール類のジャンルで業界平均を上回る支持を得た」と、勝因を分析した。

販売といっても、消費者じゃなくて問屋に卸した数字でしょ? やり方次第で、どうにでもなると思います。

ビール類販売:アサヒ、辛くもV9 猛追キリン2位--昨年 - 毎日jp(毎日新聞)

 「のどごし生」で第3のビールの市場をリードするキリンは、ビール類全体でも11月時点でアサヒを250万ケース以上引き離していた。しかしアサヒが12月に急激に追い上げ、土壇場でキリンを追い越した形だ。業界関係者からは「シェア1位を維持したいアサヒが、年末に得意先に強引に押し込んだのでは」との声も聞こえる。

クルマの販売が月末に登録が急増するのと同じですね。 対照的に、キリンはツメが甘かったと。

続報です。

asahi.com(朝日新聞社):キリン、9年ぶり首位奪還 09年ビール系飲料出荷 - ビジネス・経済

2009年のビール系飲料(ビール、発泡酒、第3のビール)の国内市場シェアは、割安な「第3」に強いキリンビールが37.7%と前年より0.5ポイント伸ばし、00年以来9年ぶりに首位を奪還した。8年間首位を守ってきたアサヒビールは前年より0.3ポイント減らし37.5%だった。

正式な記録はこちらだということです。