元麻布春男のWatchTower:iPadは“でかいiPod touch”なのか、あるいは…… - ITmedia +D PC USER
実物を手にすれば、また印象が変わるのかもしれないが、発表された242.8(幅)×189.8(奥行き)×13.4(高さ)ミリというボディサイズ、約680~730グラムという重量を見る限り、ソニーの「VAIO X」(サイズは278×185×13.9ミリ、重量は約655~1080グラム)に近い物体と考えてよさそうだ。逆に、この薄さでクラムシェル構造のボディを採用し、フルピッチに近いキーボードを収納したVAIO Xは、ことハードウェアという点ではすごいかも、と改めて思わされる。液晶パネルもVAIO Xが11.1型と一回り大きく、解像度もiPadの1024×768ドットに対し、VAIO Xは1366×768ドットと広い。(中略)
違ってくるのは、ソフトウェアと使い方、そして提供されるサービスだろう。iPhoneのアプリケーションがそのまま動作するiPadは、当然システムソフトウェアとしてもiPhone OSの改良型を搭載しているはずだ。おそらくiPhone OSの制約(マルチタスクをサポートしない、現時点でFlashのサポートがないなど)の大半を引き継いでいるだろう。ちなみに、VAIO XのOSはWindows 7だ。(中略)
また写真の取り込みについても、単体で行うには別売のオプション(iPad Camera Connection Kit)を購入する必要がある。USBの標準コネクタはもちろん、SDメモリーカードスロットすらないハードというのは、よくも悪くもApple以外では考えられない。
ハードウェアに限定すれば、ソニーをはじめ他メーカーがもっと機能的に優れたものを作るのは難しくないでしょう。 半年も経たずに、台湾メーカーから模倣品が出るような気がします。
iPodやiPhoneで作ってきたエコシステムが最大の武器なんでしょう。