5つある販売店チャンネル再編 トヨタはなぜできないか : J-CASTニュース
市場拡大期には地場資本主体のトヨタの国内販売はうまく機能してきた。同じ地域内に異なる地場資本グループがあり、販売規模や顧客満足を競ってきたからだ。ところが今のように市場が縮小し、全体構造の見直しが不可欠になったときには不便が生じる。仮にトヨタ店とトヨペット店を統合して新しいチャンネルを発足することにした場合、同じ看板の店がいたる所に出現するだけではない。トヨタ店とトヨペット店はほとんどの地域で異資本の競合関係にあり、トヨタが間に入ったとしても店舗網の合理化を調整するのは非常な困難をともなう。そもそも、チャンネル統合自体をディーラーに納得させることがむずかしい。(中略)
旧トヨタオート店と旧ビスタ店をネッツに一本化した実績がトヨタにはある。しかし、トヨタ、トヨペット、カローラとなると規模が大きく、地場資本グループの本家であることも多い。日産やホンダのようにメーカー連結対象の直営ディーラーの販売割合が大きければ思い切ったチャンネル政策もとりやすいがトヨタはそう簡単にはいかない。
元旦早々、重たい記事書くね。 J-CASTは。
ホンダが3チャンネルを一本に統合したのは、94年の初代オデッセイ発売時に併売政策を打ち出してから12年後です。 さらに統合後、販売店の統廃合が落ち着くまでに、さらに3年ほどかかっています。
トヨタも段階を踏んで進めて行くでしょうが、市場も変化していきますから容易なことではないでしょうね。