三菱自動車、米国事業の立て直しへ販売網強化やEV生産|GAZOO.com
米生産拠点(イリノイ州ノーマル)の生産能力は年間11万台だが、生産実績は07年が7万5千台、08年が4万3千台にとどまっている。09年は1~11月実績で前年同期比70・7%減の1万6338台と大幅に減少。3~5月に稼働停止した影響が大きいが、年後半も低水準の操業が続いた。
日本からの輸出車も含めた販売は、1~11月累計で前年同期比46・5%減の4万9631台と、市場の減少幅を上回る水準で低迷している。販売拠点数は09年3月末時点で420店と、07年度の475店に比べ約1割減少。ピークだった03年度末の642店に比べ34%減少しており商品力向上とともに販売網強化が課題になっている。
米生産拠点では「ギャラン」「エクリプス」といった乗用車、大型SUV(スポーツユーティリティビークル)「エンデバー」を生産している。タイ、オランダの生産拠点は、アジアの景気回復や欧州各国の新車購入支援の効果により、生産のレベルが上昇している。一方、米国の稼働率は低水準のままで、需要の変化に対応した生産車種の入れ替えが必要になっている。
米国市場はガソリン高騰や経済危機を経て需要がコンパクト車にシフトしている。販売台数が見込めるコンパクト車の生産を検討し「最低でも年間10万台」(益子社長)規模への回復を図る。11年に市場投入するアイ・ミーブは、リチウムイオン電池の生産能力を見ながら現地生産化を検討する。日系メーカーでは、日産自動車が米国でEVを生産する計画を示している。
そのコンパクト車が、8年前に発売したコルトしかない(そしてそれが国内で一番売れている)というのがね。
「アイ」を拡幅してリッターカーでも作った方がいいんじゃないのかな?