ケーヒン、キャブレター生産をタイからインドネシアへ移管

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ケーヒン、アジアでの2輪車用燃料吸気系部品生産を効率化:日刊工業新聞

ケーヒンは2輪車用キャブレター(気化器)の生産設備のタイ工場からインドネシア工場への移管を始めた。主要納入先のホンダがタイの排ガス規制対応のために燃料吸気系部品を気化器から電子制御式の燃料噴射装置(FI)に変更しており、ケーヒンのタイ工場でも電子制御式FIの生産比率が高まっている。一方、インドネシアでは気化器の需要が増えているためタイの設備を活用し、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内の生産効率を高める。
 
ホンダは2010年3月末までにタイ向け2輪の電子制御式FIへの移行を完了する。中長期ではASEAN全域で電子制御式FI化を推進する考え。ただ各国の排ガス規制や生産コストから「当面は気化器が主流になる」(ホンダ)と見ている。

PE24などキャブレターはいつまで生産してくれるのかな?
マジで2、3個ストックを持っていないと、20年後には乗れなくなってしまうかもしれないですね。

ケーヒンについて、こんな記事も。

ケーヒン、間接スタッフを生産部門に活用|GAZOO.com

ケーヒンは、部品の生産変動を効率的に吸収するため、状況に応じ間接部門のスタッフを生産要員として活用することを開始した。このところは2008年秋の金融危機にともない落ち込んだ自動車生産が回復基調に入り、部品の増産対応の機会が増えてきた。ただ、市場回復のペースが不透明なほか“二番底”といった急激な減産に迫られる可能性を考慮すると、人員拡大に踏み切りにくい。間接スタッフを随時、部品生産にコンバートできる柔軟な体制を構築することによって、課題を解決する。残業や休日出勤の削減にもつなげられるため、経費削減に効果を示す。(中略)
 
同地区に2千人いる生産要員の10%に相当する約200人の業務をフレキシブル化した。通常業務は生産ラインの状況を管理するオペレーターとする。部品の増産状況に合わせて生産ラインでの作業に切り替える。生産現場の経験者が中心だが、間接部門に異動してから時間のたったスタッフがみられることから、最新の作業手法などの研修を行った。(中略)
 
同社は売上高が30%減少しても一定水準以上の利益を確保可能な「ボトム体質」という経営体制の構築に取り組んでいる。このため角田地区に主要部品の生産を集約、各製品の受注変動に合わせて柔軟に生産スタッフの配置を調整できるようにした。これと同時に間接スタッフを適時、生産業務を担当できるようにして人員配置の幅を広げ、ロスの発生を防いでいく。

ホンダが「期間従業員なきボトム生産体質の構築」を推進しているので、協力部品メーカーも同様の取り組みをしているということでしょうか。

こういう施策ってだいたいどっかのバカが思いついてやり始めるのですが、いいことばかりじゃなくてネガもたくさんある訳です。
で、その言い出しっぺのお偉いさんが異動や退職でいなくなったら、「やっぱり効率が悪い」(とは言わずに「状況が変わった」とか理由をつけるのですが)また元に戻したりするんですよね。

ま、それが会社というものです。