ルノー・日産が電気自動車に傾倒する理由

「得意技がなければ生き残れない」(09/12/24) | NIKKEI NET 日経Ecolomy:連載コラム - 2012年次世代車爆発――生き残るメーカーは(舘内端)

フランスの発電は、原子力がおよそ85%です。すべての自動車を電気自動車に切り替えると、深夜電力を使って充電すると、フランスの石油消費量は半減します。また、自動車におけるCO2排出量も、おそらく3分の1から4分の1に減少するでしょう。
 
現在、世界の権勢は、軍事力だけではなく、環境・エネルギーに対する確かな戦略と技術を持っていることで決まるのではないでしょうか。その場合、電気自動車の導入は、フランスのEUあるいは世界における発言力の強化に結びつくことは確かです。フランスが国を挙げて電気自動車の普及に取り組まないとは限りません。
 
このような戦略がフランスにあったとすれば、PSAは対策を急がなければなりません。カルロス・ゴーン氏が率いるルノーが、大きく電気自動車にシフトしているからです。ルノーは、日産と共同で、電気自動車を世界市場で展開するでしょう。これに対抗しなければなりません。

面白い見方ですね。 確かにそういう側面もあるのでしょう。
日産の理由は、経営再建優先でハイブリッド車の開発に出遅れたからですが。

ちなみに、日本の発電に占める原発のシェアは30.6%(2006年度)だそうです。