PS3用地デジチューナ「torne」を体験してみた -AV Watch
開発は、商品企画部の渋谷清人氏が中心となり、デザインや操作性などはJAPANスタジオ 制作部のゲームデザイナー 西沢学氏が、アプリケーションの開発は、ソフトウェアプラットフォーム開発部の開発リーダー石塚健作氏が率いるチームが担当。同チームはBDプレーヤー機能などを手掛けた面々だ。このように、チューナ制作からアプリケーションの開発まで、全てSCEが手がけており、「制約やわからない事はソニーの方に聞いて解決したという事はあるが、基本は純SCEで作られた製品」(石塚氏&渋谷氏)だという。
開発にあたって西沢氏は、「EPGなどのレスポンスの良さを追求した。少ないボタンで操作しやすく、ゲームのように使っていて気持ちのいいレコーダを目指した」という。石塚氏も「PS3で地デジを楽しむとはどういう事なのかを念頭に開発した。CELLだから、PS3だから何でもできるでしょう? とふられるのですが(笑)、出来ること、できない事がある。その中で、いかにユーザーがストレス無く、地デジを楽しめる環境を提供できるかを、まずは念頭に置きました。そこで、EPGのスクロールスピードなど、スピードや使い勝手の良さに重点を置きながら開発しました」と語る。
なんだかPSXを思い出させる生い立ちだね。
torne(トルネ)体験会:「torne」はテレビの未来を変える黒船か? 「torne」体験会で見たこと、感じたこと - ITmedia Gamez
なお残念ながら「torne」はBS・CS放送およびデータ放送には非対応。見られるのはあくまで地上デジタルのみに限られるので注意してほしい。
ガーン! なんで3波対応にしなかったんだろう。
おそらく自分が買うことはないでしょうな。 とてもよく出来ているだけに惜しい。
まず触ってみて驚くのは、従来のテレビやレコーダーとはまったく違う、ゲームメーカーならではの発想から生まれた独特のユーザーインタフェースだろう。これについては何度も重ねて書いてきたとおり、本当にすばらしい。「どうすればユーザーにストレスを感じさせないのかを考え、徹底的にスピードとレスポンスにこだわった」という開発陣の言葉は本物で、チャンネルを変える、番組表を見る――といった、普通のテレビやレコーダーでは「面倒臭い」と思われがちな操作を、「torne」では実に気持ちよく行うことができる。おそらく「torne」を買った人の大半は、間違いなくテレビ本体ではなく、「torne」のテレビ視聴機能を使ってテレビを見るようになるはずだ。従来のゲーム機はあくまで「テレビのオプション」でしかなかったが、「torne」はその関係をひっくり返し、「ゲーム機がメインで、テレビがオプション」という状況を作り出す可能性さえ持っている。
そしてもっとすばらしいのは、現時点では「torne」はまだまだ未完成で、ここからさらに進化していく余地がある――という点だ。質疑応答で、渋谷氏は「ホームエンタテインメントの幅をいかに広げるか」が開発のコンセプトだと語ったが、現時点での「torne」は、機能的にはあくまで普通の地上デジタルレコーダーであって、それ以上でも、それ以下でもない。それは渋谷氏の言葉と一見矛盾しているように聞こえるが、要するに「これから進化していくんですよ」ということだと筆者は受け取らせていただいた。(中略)
例えばPS3のスペックを使って、「ニコニコ実況」みたいなのを番組に重ね合わせたらどうだろうか。フレンドとチャットやゲームをしながら、一緒にテレビも見れたら? PlayStation Home内の巨大モニタに、今流れてるテレビ番組がそのまま表示されたら? 過去のテレビ番組をオンデマンドでPSNからいつでも購入して見られるようになったら?
テレビにネット書き込みをオーバーレイしちゃうという方向性はあり得るかもね。 東芝みたいに画質を良くするという方向性もいいけど、「普通のテレビでニコニコ実況」の方が画期的だもんね。
でもソニーやSCEでそれが出来るかどうか。 いっそPS3はオープンにしちゃったらどうかと思うけど。 それくらいしないと起死回生は不可能だよ。