乗用車、国際相互承認へ 輸出先で認可不要

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NIKKEI NET(日経ネット):乗用車、国際相互承認へ 国連が制度検討、輸出先で認可不要

自動車部品の世界標準を決める国連の専門組織は6日、日本政府の提案を受けて乗用車の車両全体の相互承認制度を創設する検討に入った。実現後は製造国で安全性などが確認されれば、輸出先での認可取得が不要になる。金融危機を機に保護主義的な動きが広がるなか、自由貿易体制を強化するのが狙い。新車の世界同時発売なども容易になり、日本メーカーにも追い風となる。
 
日本政府は国連欧州本部にある「自動車基準調和世界フォーラム」に制度創設を打診。メンバー国の過半を占める欧州諸国の賛同を得た。自動車部品では既に相互承認のための国際協定があり、日本や韓国、ドイツ、英国など48カ国・地域が加盟。部品の国際的な基準調和が進んでいる。

そうは言っても、仕向地別の作り込みは必要な訳で、同一仕様でいい訳ではないです。 

自動車:新型車を相互認証へ…国連組織が交渉、難航も - 毎日jp(毎日新聞)

型式認証は、新車を大量販売する際に各国政府が定めた安全・環境性能の基準をクリアしているか、車種ごとに事前確認する制度。相互承認できるようになれば、自国で認証を取得した車種は、他の制度参加国で改めて認可を受ける必要がなくなり、コスト削減や事務手続きの簡素化につながる。
 
これまで日欧や韓国など48カ国・地域が、一部の部品に限り相互承認する協定(58年協定)を結んでいたが、今回はこの対象を車両全体に拡大し、ハイブリッド車や電気自動車などの先進技術にも適用していく方針。
 
さらに、58年協定に参加していなかった自動車大国の米国や、経済成長が著しい中国、インドなども交渉に加わる予定だ。
 
ただ、燃費基準の国際標準化に当たっては、日米欧など先進国と中国、インドとの間で交渉の難航が予想される。新興国向けの輸出拡大を狙い交渉への参加を決めた中国、インドだが、先進国の高い燃費基準を要請されれば、自国メーカーに過度の負担を強いる事態になりかねないためだ。国土交通省は「基準を現行より緩めることはない」としており、各国の実情に合わせ複数の基準が設けられる可能性もある。

「タタ・ナノ」とかどうするんでしょうね? 日本の保安基準通るのかな?