「radiko」を聴いてみた

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遂に開始したラジオのネット配信、「radiko」を聴いてみた -AV Watch

音質はHE-AAC 48kbpsのステレオで、AM/FM/短波のいずれも違いは無い。音質の良し悪しは人によって感じ方が異なるものだが、もともとがナローな音質のAMをradikoで聴くと、レンジが広がるため、音楽やトーク中の音声がクリアになり、個人的には普通のラジオで聴くよりも高音質に感じる。ただ、高音部や、トークの言葉が終わる瞬間に、圧縮の弊害であるシャラシャラしたノイズが確認できる。しかし、トークの最中にノイズを感じる場面は少ないので、聴きにくいほどではない。
 
むしろ、従来のラジオチューナと比べると、チューニングがうまく合わない時や、電波がうまく入らない時の「ザーッ」、「ガーッ」、「ピー」というようなノイズは皆無で、他の電波と混信する事も無いため、今までそのようなノイズに悩まされている人にとっては、感動的な高音質と感じるだろう。
 
また、AM放送もステレオで配信されている事が大きい。最近ではAMステレオ対応のラジオはほとんど存在しないため、「radikoで初めてAMステレオを聴いた」という人も多いだろう。トーク主体の番組ではあまり違いはないだろうが、音楽番組や野球中継の臨場感など、ステレオの恩恵が大きい番組も多い。
 
一方で、長年AMラジオを聴いている人の中には、AMのノイズやナローな音質に“ぬくもり”や“あたたかみ”を感じるという人もいるだろう。そういう人の場合は、ノイズレスなAMの音に初めは違和感を感じるかもしれない。
 
FMは、ステレオの高音質聴取が基本であるため、radikoで聴いてもAMラジオほどの音質の変化は感じない。じっくり聴いてみると、前述の高音部分の圧縮ノイズや、情報量が圧縮で間引かれたことで音が“痩せて”聴こえるため、電波状況の良いFMチューナの音を比べた場合、radiko の方が音質が劣るだろう。

今もナイター聴きながらPC使っていますが、AMもFMも音質の違いはほとんどないですね。
 HE-AAC 48kbpsだと、FMに比べるとかなり音質が落ちます。 「音が“痩せて”聴こえる」というより、高音が詰まって女性のサ行の発音にノイズが乗ります。

HE-AAC - Wikipedia

高音域と中低音を分離した結果、「48kbps程度のレートでCDの音質を実現している」とされるが、一方では「それ以上はビットレートを上げても大して音質が向上しない」性質も併せ持つ。
 
また、高音域の成分が複雑に入っている音は高音域のノイズが目立ちにくいが、高音域の成分がある程度単調な音ではノイズが乗っているように聞こえることがある(これはSBRの特徴であり、ビットレートを上げてもそれほど改善しない)。
 
したがって、再生帯域の幅が狭いJ-POPや演歌を含む歌謡曲、ハードロック、トランスなどに向いているが、一方で再生帯域の幅が広いジャズやクラシックなどには不向きである。

「CDの音質」なんて誇大広告もいいところです。 本サービスが実施される頃には、せめて64kbpsくらいにはしてほしいですね。
あと、せっかくなんだから、放送中の曲名とかも表示してくれればいいのにね。


IPアドレスから聴いている地域を特定しているようで、その地域で受信できる局しか選べないようになっています。 これは区域外再送信にならないようにするためですが、世界中どこでも聴けるインターネットラジオと区別する必要もあるからでしょう。 楽曲の使用許諾に関わってきますからね。

自宅のネットワークにVPN接続すれば、海外でも聴けるようになるのかな? ロケフリ合法なら、不特定多数ではなく海外出張などで自分で聴く分には問題なさそうに思えますが。