【e燃費アワード09-10】実用燃費ランキング、4部門ベストを発表 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
アイ・アール・アイコマースアンドテクノロジーは31日、同社が運営するユーザー参加型の携帯端末向け実用燃費測定サイト「e燃費」での2009年の実用燃費ランキングをまとめ、「e燃費アワード」として結果を発表した。輸入車部門ではフィアット『500』、軽自動車部門ではスバル『R2』、そして新型車と乗用車の2部門でトヨタ『プリウス』が受賞となった。(中略)
新型車部門と乗用車部門ではともにトヨタの新型プリウス(1800cc・CVT)がトップとなり、実用燃費21.7km/リットル、CO2排出量は 108g/kmだった。また両部門ともにホンダ『インサイト』が2位にランクインしており、ハイブリッド車の燃費の良さを証明した形となった。
また同日、国土交通省は2009年の「カタログ燃費ランキングベスト10」を発表、最も燃費の良いガソリン車は、普通・小型車部門ではトヨタ『プリウス』の38.0km/リットル、軽自動車部門ではダイハツ『ミラ』の27.0km/リットルだった。これにより新型プリウスは、カタログ燃費、実用燃費ともに現行モデル中トップとなった。
プリウスがトップでなければおかしいのですが、21.7km/Lというのはあまり胸を張れる数字ではないように思いますが。 カタログ燃費達成率が低いもんね。 やっぱり旧型に比べて、実用燃費はあまり改善されてないのね。
それに対する大塚CEの答えは、ドライバーの運転の仕方に原因があるということのようです。
【e燃費アワード09-10】トヨタ プリウス 受賞インタビュー…大塚明彦チーフエンジニア | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)
----:実はe燃費のデータでは、初代プリウス、大幅に改良された後期型、そして2代目と、モデルチェンジする度に燃費平均値が約10%以上あがっていました。しかし今回は5%程度の向上にとどまっています。この結果について、大塚さんはどのように考えますか?
大塚:社内で利用している実用燃費をシミュレートした走行では旧型よりも、おっしゃるように10 - 15%の燃費向上幅があります。しかし、e燃費も実際のお客様も、同じ方が、同じ条件で、同じように運転しているとは限りません。
じつは初代や2代目プリウスは50代、60代につれ多くなるという年齢構成比だったのを、30代、40代にもプリウスに乗って欲しいと思い、3代目を開発するにあたって、ファミリー層にも支持されるように、スタイリングやファン・トゥ・ドライブといった点も意識して開発しました。
実際、私も通勤の途中で新型プリウスに出会うと、どんな方が運転されているのか興味があって見てしまうのですが、やはり若い方が増えました。新型になってドレスアップする例が増えているのも、そういったことの表れだと思います。
といことで多少先代プリウスとは走り方も元気になったのかな、というのが個人的な印象です。「走って」しまう と、どうしても燃費には良くないんですね。
「ECOモード」のチューニングがそういった走りに合っているかどうか、という点もあらためて検証してゆきたいと思います。
プリウスユーザーって、エコラン走行に楽しみを見出す人が多いと聞きましたが、新型では普通のユーザーが増えたということなんでしょうか。 でもそれが普通でしょう。
それにインサイトの方がユーザー層は若そうだし、エンジン主体の「マイルドハイブリッドちゃん」だから、元気に走ってしまうんじゃないのかな?
というわけでハイブリッドが普通になってきて、ようやくプリウスの正味の実用燃費が見えてきたということのようです。