シグマDP2もファームウェアの更新でスピードアップ

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シグマDP2【第3回】 - デジカメWatch

さて、先般DP2のファームウェアアップデートが公開された。バージョンは1.04。DP2sが発売された現在、恐らくは最後となるアップデートだろう。内容はAFスピードの高速化である。DP2からDP2sへの主だった進化がAFスピードの高速化だったので、このファームウェアアップデートで同等のスピードが達成できれれば、DP2ユーザーにとってこれほど嬉しいことはない。(中略)
 
注目の結果は0.84秒。これまでを大きく凌ぎ、DP2sに迫る速さだ。使っていても、違いは明確に実感でき、スナップ程度の撮影であればピント合わせにストレスを感じることはほとんどない。欲をいえば、さらに速いとうれしいが、DP2にとって構造的にこれが精一杯の結果といえるだろう。
 
ついでながら記録メディアへの書き込み時間も計測してみた。こちらも先のレビューと同じく、AF合焦後シャッターボタンを全押しした瞬間から、データ(RAWフォーマット)を読み込んでいる状態を示すLEDランプの点滅が終わった直後までとしている。こちらも10回計測し、その平均値を出した、使用した記録メディア(サンディスクExtreme III 4GB)もまったく同じものである。
 
結果は6.34秒。これは、ほぼ同じ条件で計測したファームウェアアップデート前のDP2の7.32秒より1秒ほど速い。さらに驚くべきはDP2sの6.67秒よりもわずかながら速かったことだ。あらためて述べるまでもないが、DPシリーズの一番のウィークポイントは、この書き込み速度の遅さ。AFの測距速度も含め、少しでもレスポンスよく撮影を行ないたいDP2ユーザーは、ファームウェアをアップデートしない手はないといえる。

DP2sはAFスピードが2倍になったそうですが、オリジナルのDP2もそれに匹敵するレスポンスになったのですね。

価格さえお手頃なら、DP2/DP2sは使ってみたいデジカメの一つです。 でも中古もタマが少ないので、値が下がらないんですよ。