髄膜炎起こす真菌、北米西海岸で拡大 変異型は健康な人も発症

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asahi.com(朝日新聞社):病原性高いカビ、北米西海岸で拡大 吸い込んだ人に感染 - サイエンス

空中に浮遊して吸い込んだ人に感染し、最悪の場合、髄膜炎などで死亡させる病原性の高いカビ(真菌)が、カナダから米国にかけての北米西海岸で広がっている。症例はまれだが、米デューク大などの研究チームが、22日付専門誌プロス・パソジェンスに論文を発表して注意を呼びかけている。
 
このカビは「クリプトコッカス・ガッティ」と呼ばれ、鼻から入って主に呼吸器に感染して増える。通常、発症するのは臓器移植を受けて免疫抑制剤を服用している人や、後天性免疫不全症候群(エイズ)の患者ら。
 
米オレゴン州で新しく見つかった変異型は病原性が高く、感染した健康な人も発症する。持病がある人を含め、米国の21症例の死亡率は25%、カナダの218症例の死亡率は9%だった。
 
このカビは熱帯や亜熱帯の原産と考えられているが、1999年に病原性の低い型がカナダ・バンクーバー付近で見つかった。研究チームは地球温暖化の影響で分布域が温帯に広がっている可能性を指摘。「北米での発生は憂慮すべきこと」としている。

怖いねぇ。 もしかしたらSF映画のように、わずか数カ月で極地や高山地帯以外は人類滅亡、なんてこともあり得るのかも。