なぜ消費税でなければならないのか

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なぜ消費税でなければならないのか:日経ビジネスオンライン

さらに言えば、この「入り口」か「出口」かという議論では、出口で捉えた方がいいと考えられています。ここでしばしば対象になるのが所得捕捉率の差です。
 
一般に、サラリーマンは所得をほぼ100%把握されていますが、個人事業主などは相当「漏れ」が大きいと言われています。要するに「入り口」で捉えようとすると、捕捉率の差があるため、不公平になるということです。
 
これに比べれば消費税はかなり捕捉率が高いと言えるでしょう。仮に入り口で税を逃れたとしても、所得はそもそも何かに使うために稼いでいるはずですから、使ったときに捕捉すればよいというわけです。
 
この点を考えると、消費税よりも所得税が望ましいと言っている人は、結果的に税を逃れている人々を助ける議論をしていることになると私は思います。

確かにね。
でも1997年の橋本内閣のときに、たった2%の消費税を上げただけで、バブル崩壊から立ち直りかけていた景気は失速してしまいました。

もちろん消費税だけの問題ではなく、進まない不良債権処理が1997年の山一の自主廃業や1998年の長銀、日債銀の倒産に至ったからでもありますが、5年で済んだはずが「失われた10年」になったひとつの要因だろうと思います。

今度上げるときは、20年先まで上げずに済むようにドカンと上げるか、毎年1%ずつちびちび上げていくか(内税方式になっちゃったから、表示が大変か)でしょうね。