ソニー70億円、キヤノン41億円、トヨタ50億円 1円の円高・ユーロ安が利益に与える影響総まくり|News&Analysis|ダイヤモンド・オンライン
例えばトヨタ。ごく単純に考えれば、ユーロが年間の平均で10円の円高・ユーロ安になると、前提レートが125円だから、その差15円に50億円をかけて、約750億円の減益要因となる。これは予想営業利益に対して、約3割を占める金額だ。もちろん、企業もさまざまな対応をとっているので、このようにストレートに利益が減るわけではないが、何せ急激で大幅なユーロ安。この状態が続いた場合の影響の大きさが伺える。
それでも、自動車メーカーはエレクトロニクスや精密比べると、欧州売上比率が高くないため、ユーロ安の影響は大きくない。実は、自動車と並び最も国際競争力あるといわれている精密産業は、米国と並んで欧州の売上比率も高い。例えばキヤノンは1円のユーロ安で、年間ベースで41億円営業利益が減る。
ホンダの場合は、ドルとユーロで10倍も影響度が違うのですね。 それだけ欧州で売れてないということなんですが。
トヨタはユーロの想定レートが元々高かったので、影響は大きいですね。
asahi.com(朝日新聞社):ユーロ急落、108円台 ハンガリーの財政懸念 - ビジネス・経済
7日の東京金融市場は、ユーロ急落を受け、円高と株安が同時に進む荒れた展開になっている。ユーロは一時、1ユーロ=108円前半まで売られ、8年7カ月ぶりの安値。日経平均株価は前週末から最大で398円57銭下げ、9500円割れ寸前になった。ギリシャなど南欧諸国の財政に対する懸念が東欧ハンガリーに波及したことがきっかけだ。(中略)
こうした流れから、週明け7日の東京市場は、一段の円高ユーロ安となった。正午現在、前週末午後5時時点より4円47銭円高ユーロ安の1ユーロ=108円57~59銭。対ドルでは、同1円53銭円高ドル安の1ドル=91円17~18銭。
スズキは「影響ない」と言ってますが、もしハンガリーがデフォルトになった場合はそうも言ってられないでしょうね。