仙谷官房長官、衆院選マニフェストは「のんきな構想で作った」

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無駄削減「せいぜい2兆円」=消費税上げの必要性指摘―官房長官(時事通信) - Yahoo!ニュース

仙谷由人官房長官は18日夜、BS朝日の番組収録で、事業仕分けなどによる歳出削減に関し「残りせいぜい(無駄を)2兆円切れればいいところだ」との見通しを示した。また、昨年の民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)について「のんきな構想で作ったが、税収が当初予算(の見通し)よりも減った」と指摘し、消費税引き上げが必要との認識を示した。
 
参院選で民主党の獲得議席目標については、「首相の言っている54が目標ラインだ」と述べる一方、「極めて楽観的希望としては過半数の60を超えたい」と述べた。
 
官房機密費(内閣官房報償費)については、使途を原則公開する方向で検討する考えを示した。ただ、公開時期については「何十年か先の話だ」と語った。 

何度も書いてますが、「100年に一度」のリーマンショックで税収が落ち込むことは、衆院選のはるか前から分かっていたことです。

民主「20兆円捻出」公約、無駄削減で9兆・埋蔵金も活用 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

民主党が次期衆院選で掲げる政権公約(マニフェスト)の財源案が22日、明らかになった。
  
「税金の無駄遣いの根絶」など歳出削減で9・1兆円、埋蔵金の活用や租税特別措置見直しなど歳入増で11・4兆円の計20・5兆円を捻出(ねんしゅつ)するとしている。歳入・歳出改革は4年間かけて行い、財源が確保され次第、1人あたり月額2万6000円の「子ども手当」や高速道路無料化などの政策を順次実施する計画だ。
 
政府・与党は「国の一般会計と特別会計を合計した約212兆円の8割を占める国債費、社会保障関係費、地方交付税の3区分は削減の余地がない」として、民主党の主張を非現実的だと批判している。
 
これに対し、民主党は「3区分の中にも削減可能な経費はある」として、3区分を「人件費」や「施設費」などの細目に分けて試算。削減困難な予算は〈1〉借金返済88兆円〈2〉年金・医療などの保険給付47兆円〈3〉財政融資資金へ繰り入れなど10兆円の計145兆円に過ぎず、残る67兆円のうち9・1兆円は削減可能とした。

それが「残りせいぜい(無駄を)2兆円切れればいいところだ」とはどういうことだと言いたいですね。
「政権を盗ってみて初めてわかった」なんて言い逃れはできないですよ。 中にはずっと野党暮らしの議員もいるでしょうが、小沢や羽田など自民党で要職に就いたことのある議員も多いのだから、それがどれだけ大変なことなのかは自明だったハズです。

衆院選マニフェストに、なぜ実現不可能な詐欺的政策が入ってしまったのかの総括なしに、単に「修正しました」と参院選マニフェストを出して来られても、全く信用できないです。