爆風モードとは一体何なのか。
大手エアコンメーカーは「何のことか全く分からない」(広報)と存在を真っ向から否定する。だが複数の関係者への取材を総合すると、大きく2つのパターンが浮かび上がってきた。
まずはリモコンに「隠しスイッチ」を仕込むもの。温度や風向といった複数のボタンを、普段の生活では絶対にやらないようなパターンで押すと、エアコンが特殊な状態になるという。もう1つは、特定の温度と湿度を満たす空間にエアコンが置かれると、内蔵マイコンが検知して爆風モードが作動するというものだ。(中略)
独立行政法人建築研究所の澤地孝男・環境研究グループ長は「時速60kmで巡航した時の燃費のみを切り出して、自動車のカタログに表示しているようなもの」と手厳しい。
ベンチマークと最適化の問題は、それが何であれつきものですからね。 少しでもカタログ数値をよくしたいという気持ちは分かりますが、技術者としては良心が痛むでしょう。
より厳密な測定モードを策定して、社内試験ではなく公的機関でテストするようにするべきでしょうね。