埼玉県日高市に3月、太平洋セメント埼玉工場引込み線跡地を遊歩道として整備した「ポッポ道」がオープンした。
このJR川越線・八高線の高麗川駅からのびる引込み線のレール跡地は、もともと太平洋セメント(旧日本セメント)が所有していたもので、「秩父にある武甲山から採掘された石灰石などを高麗川駅側から搬入したり、工場で生成したセメントを搬出するための引込み線だった」(同工場関係者)という。
同社は秩父から埼玉工場まで石灰石を搬送する地下ベルトコンベアーを整備(1983年)したことや、その後のトラック輸送転換などによって、鉄道輸送を廃止。2009年にこの引込み線跡地を日高市に無償提供した。(中略)
日高市などは、約半年の工期をかけ、レール跡地をアスファルト化し、周辺に花壇を植えたり鉄道にまつわるモニュメントを設けるなどの整備をすすめ、市民の憩いの場、ウォーキングや通学路として利用される遊歩道に仕上げた。
廃線ファンには大変残念なお知らせです。 工場東側の線路跡はまだ残っているとは思いますが、いずれはなくなってしまうのでしょうね。
西武安比奈線も時間の問題かしら。