11年間漂流の瓶入りラブレター 奄美に流れ着く

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

ラブレター:瓶に入って11年漂流 奄美大島に流れ着く - 毎日jp(毎日新聞)

常田さんは昨年11月19日、島西側の国直(くになお)海岸でガラス瓶を見つけた。中には外国語で書かれた3通の手紙と、切手代とみられる米1ドル紙幣2枚が入っていた。2通は妻子あて、1通は拾った人への英語の依頼文だった。
 
妻への手紙は「君を深く愛し尊敬している。いつも君のことを考えている。たくさんのキスを君に」。2人の子どもには「伝えたいのは君たちを深く愛していること。少しでも家に早く帰れるよう祈っている」とギリシャ語で書かれていた。
 
依頼文には英語で「私の家に郵送してください。98年11月14日、ハワイ北方沖より アナスタシア号船長、S・D・ドラカキス」とあったが、自宅の住所はなかった。常田さんは知人を介して北村隆則ギリシャ大使に照会。アテネ沖のエギナ島に住んでいることが分かった。
 
ドラカキスさんは船乗りを引退し、家族と暮らしている。知らせに驚き「半年の航海の途中、孤独のあまり、家族に手紙を書いて瓶に入れ、海に投げた」と話しているという。手紙は7月中旬、アテネ市内の日本大使館大使公邸で渡される予定だ。

ええ話や。